●今年の冬は暖かい日が多かったですが、3月になり急に冷え込み雨も多く、桜の開花も例年より遅くなっています。
それでも昼と夜の時間が、ほぼ同じ長さになる「春分」が過ぎ、これから夏至(げし)まで、少しずつ昼の時間が長くなり、だんだんと日差しが強くなってきます。
春の季節の変わり目は、進級・進学や就職・異動など、生活や仕事など環境の変化も多い時期で、ワクワク・ウキウキと気分が良いときもありますが、疲れストレスがたまりやすく、イライラしたり、胃腸が弱ったり食欲が減るなど、心身が不安定になることもあります。
●春先の時期の手軽な養生法・健康法をご紹介します。
ツボ(経穴けいけつ)では、「労宮ろうきゅう」や「合谷ごうこく」のツボが良いです。「労宮」は手のひらの中央で、手を握るとへこむ所を押します。「合谷」は手の甲の親指の骨と人さし指の骨が交わる所を、少し人さし指側に押します。
血流を促し、自律神経を整え、疲れやストレスなどを緩和します。手を握り開く(グー・パー)動作を繰り返すだけでも良いです。
●ハーブ類では、ペパーミント・スペアミント・ハッカなどの「ミント」が、春先にお勧めです。主成分であるメントールやカルボンなどの爽快な香り・清涼感・抗菌作用などが、胃腸の健康・痛みや咳(せき)の緩和・発汗などを促します。
「ミントティ」はもちろん、「ミントガム」も良いです。ガムなどを一定のリズムで噛む(かむ)ことは、自律神経の安定効果も期待できます。
●食べ物では、いま話題が多い「ホタテガイ(帆立貝)」があります。「ホタテガイ(特に貝柱)」は、低カロリーで良質なタンパク質・カルシウム・ビタミン・鉄分・亜鉛などが多く含まれます。
疲労・コレステロールや脂質・高血圧などの改善に効果が期待できる「タウリン」や、睡眠の質・抗うつ・美肌などに効果が期待できる「グリシン」などが豊富に含まれています。
●花や植物・虫や鳥や他の動物なども動き出します。春の息吹を感じながら散策や食事を楽しむなど、運動やリラックスする時間を作ることも大切です。
様々な体操や、ストレッチ・ヨガなど、ゆっくりと身体を伸ばしたり、いろいろ心身を動かして、仕事や家事などの合間に気分転換をしましょう。
静岡県富士市 なかつかヒーリングサロン 中司まゆみ・和正
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