十二指腸(じゅうにしちょう)
胃に続く小腸の最初の部分。人間では約30cm。人の手の指を12本並べたくらい長さということから、この名前がある。ほぼ中央部に総胆管(そうたんかん)(肝管と胆嚢管が合流した管)と膵管(すいかん)が一緒に開口しており、胆汁や膵液が分泌される。
小腸(しょうちょう)
消化・吸収の最重要部。栄養素の大部分と水分の約80%が吸収される。腸のうち胃の出口から盲腸の前までの消化管で、十二指腸・空腸(くうちょう)・回腸(かいちょう)に分けられる。小腸内の粘膜面は絨毛(じゅうもう)で覆われている。絨毛は柔突起(じゅうとっき)ともいい、細かい突起状になっていることにより表面積を増大し、絨毛の毛細血管から栄養素が効果的に吸収される。吸収された栄養素は門脈血管を経て肝臓に運ばれる。
心臓(しんぞう)
血液循環の原動力。収縮と拡張を交互に繰り返し、静脈から戻ってくる血液を動脈に押し出し、全身に血液を送るポンプの働きをする。一般的に、人では握りこぶし大で胸腔(きょうこう きょうくう)内の横隔膜のすぐ上やや左側にある。静脈は、体の各筋肉の運動により、末梢(まっしょう)の毛細血管網から小・中静脈を経て大静脈となり、血液を心臓に戻す。中静脈以降には、逆流を防ぐための弁が付いている。
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