暖かい日もありましたが、今年の冬も、だんだんと寒い日が増えてきました。「腎臓」は、冬の寒さで影響を受ける器官の1つです。
寒くなってくると汗が少なくなり、水分・塩分・老廃物などの代謝が悪く体に溜まりやすく、また体温の発散を防ぐため末梢血管が収縮しやすいので、体のむくみが増え、血圧が上がりやすくなります。
そして体内の血液量が増し、腎臓で作られる尿の量が増えることになります。腎臓の負担が増えると、月経不順や更年期障害が起きやすく、白髪が出やすくなったり、老化が進みやすくなります。
寒い時期は、冷えから身を守り体を温めるため、暖房や衣服はもちろん、特に体の端の足が冷えないようにしたり、首・手首・足首など皮膚が薄く表面近くに太い血管が通っている場所を温めることが大切です。
体を温める食材は、冬が旬の人参・れんこん・ごぼう・ほうれん草などや、エビや鮭(さけ)などがあります。それらを使った、鍋料理やシチューなどを食べるのも良いです。
冷えを改善するツボとして「腎兪(じんゆ)」があります。腎兪の場所は、ウエストのくびれライン(おヘソのライン)上の背中側、背骨の中心から両手を閉じて人差し指と中指の2本ぶん両外側の2か所です。
腎兪のツボを、押したり懐炉(カイロ)などで温めたりすると、冷え・疲れ・むくみ・消化不良・食欲不振などに効果が期待できます。
運動や体操、ウオーキングやストレッチ、家事や片付けものなどで、体を動かして内側から温めるのも良いです。いろいろな冷え対策を工夫して、寒い冬を乗り切っていきましょう。
静岡県富士市 なかつかヒーリングサロン 中司まゆみ
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