横隔膜(おうかくまく)
横隔膜は肋骨(ろっこつ)と腹の境目にあり、弓のような形をした筋肉のかたまり。横隔膜は呼吸するときに使う筋肉の一つ。呼吸には胸式呼吸と腹式呼吸がある。腹式呼吸で深くゆったりと呼吸すると、緊張がほぐれてリラックスできるので、手軽なストレス解消法になる。
太陽神経叢(たいようしんけいそう) ソーラープレクサス(solar plexus)
みぞおち付近、胃の後、腹部大動脈の前にある。自律神経や血管の叢(集まっている部分)。リラクゼーションや内臓の働きに関係すると考えられている。
脳(のう)
脳は、大脳、脳幹(のうかん)〔間脳(かんのう)・中脳・橋(きょう)・延髄(えんずい)〕、小脳に分けられる。大脳は心身の、さまざまな機能を管理し、無意識の運動から、本能・感情・意識・感覚・言語・行動などを制御する。小脳は大脳からの運動に関する命令を細かく調整し全身に伝える役目や、前庭(ぜんてい)や三半規管(さんはんきかん)からの情報により体の平衡(運動バランス)をとる働きがある。
乳様突起(にゅうようとっき)
側頭骨の突起部。耳たぶの後ろに乳首のように出ている骨の部分。内部は蜂の巣状で、鼓室(こしつ。鼓膜の内側にある空間。中耳の主体となる部分)と連絡している。乳突(にゅうとつ)ともいう。
下垂体(かすいたい) (脳下垂体 ともいう)
間脳の視床下部から下に出ている内分泌線。人間では小指大。下垂体から分泌されるホルモンは、各種ホルモン腺の分泌量や分泌時期の調整などの役割を担っており、その働きは視床下部(ししょうかぶ)によってコントロールされている。
下垂体前葉からは、大きく分けて5つのホルモンが分泌されている
(1) 成長ホルモン 骨や筋肉を成長させる。
(2) 甲状腺刺激ホルモン 甲状腺に作用し甲状腺ホルモンの分泌を促す。
(3) 副腎皮質刺激ホルモン 副腎皮質に作用し副腎皮質ホルモンを分泌させる。
(4) 乳腺刺激ホルモン 乳腺に作用して、産後の乳の分泌を促進する。
(5)性腺刺激ホルモン 精巣または卵巣に作用して、性ホルモンの分泌を促進する。
下垂体後葉からは、大きく分けて2つのホルモンが分泌されている
(1) 抗利尿ホルモン(バゾプレシン) 水分の再吸収を促進し、尿量を減少させて体液を増加させる。また末梢血管を収縮し、血圧を上昇させる。
(2) オキシトシン 子宮を収縮し、陣痛を促し、乳の分泌を促進する。
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