梅雨(つゆ)の時期は、天候や気圧や気温など、環境の変化によるストレスが大きく、自律神経の乱れも重なって、不眠・頭痛・めまい・腹痛・食欲不振・便通・イライラ・倦怠感・気分が悪いなど、心身の不調が起こりやすくなります。
自律神経については、様々なストレスに適応しようと反応を繰り返すなかで、交感神経と副交感神経の切り替え作業が疲労し過敏になり、色々な症状が現れてきます。やはり季節の変わり目は不調が多いです。
ときには、耳まわりの血行やリンパの流れの滞(とどこお)りが起きていることもあります。耳の奥(内耳 ないじ)の前庭神経(ぜんていしんけい)が疲労すると、バランス感覚(平衡感覚)が不調になり、頭痛やめまいなどの症状が出やすくなります。
耳の上部や真ん中や下部を軽く指でつまんで、数秒間ひっぱったり、つまみながらクルクル回したりすると、耳まわりや内耳の血行やリンパの流れの改善に効果的です。耳の上部には、自律神経を整える「神門 しんもん」という耳ツボがあります。
耳の後ろの出っ張った骨(乳様突起 にゅうようとっき)の、下の後ろ側にある「完骨 かんこつ」のツボ・経穴(けいけつ)を押したり、蒸しタオルなどで首と後頭部の付け根を温めたり、場合によっては頭や首を冷やすと、不快な症状が緩和され寝つきが良くなります。
静岡県富士市 なかつかヒーリングサロン 中司まゆみ・和正
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